S子ちゃんと私は普段別のグループに所属していましたが、修学旅行では同じ部屋になりました。

旅先は沖縄、宿泊先はいい感じのホテル。しかし、はしゃいで遊びに行ったほかの部屋で、私は発見してしまったのです。
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私「本当に、こんな不公平が許されるべきではないよ。私もバルコニーで島風を受けながらジュース飲んでリゾート気分を満喫したい」

S子ちゃん「よし、行くぞ!」
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ナチュラルに強奪!……と思ったけどその部屋の住人たちに止められて断念。

私「どっかに予備が置いてあるんじゃない?」
S子ちゃん「お前頭いーな!!!!!」
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ホテル内を探しまわった結果、階段下のスペースに見事予備を見つけました。

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ゲラゲラ笑いながら運んでいる最中、S子ちゃんが言いました。

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私は皮肉屋かつ照れ屋だったので

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と答えたのですが、実はこのとき、結構嬉しかったんです。

 同じグループの、1言えば10わかってくれるような、自分と似た感性や考え方を持つ友人たちのことはもちろん大好きだったけど、 グループも服の趣味も好きなことも考え方も行動も遊び方も全然違う子と、「お前のことを全然理解できないし共感できない、でもお前といるのは楽しい」という関係を築けたことが、とても価値のあることに思えて。

S子ちゃんとはクラスが分かれてから話さなくなったし、いまどこでどうしているかも全くわからない。会いたいかと言われたら「そりゃまあ元クラスメートだし普通に……」程度。

でもときどき、ふと懐かしく思い出したりするんだ。
表面的な考え方や属性、立場が異なっても仲良くなれることはあるし、それはすごく尊いことだよね、と。